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bikeTKgardens|庭師が案内する東京庭園ツアー

向島百花園「月見の会」へ。行灯と月を待つ、秋の夜の庭

9月24日
読了時間: 3分

今年の十五夜(中秋の名月)は9月25日です。

去年の10月5日、向島百花園の「月見の会」に行ってきました。この日は月見の会の初日で、夕方にはお供え式があり、篠笛や箏の音が園内に響いていました。

向島百花園の月見の会、行灯がともる夕暮れの入口の門
夕暮れの入口。門にも行灯がともる

日が暮れると、園内のあちこちに行灯がともります。行灯には俳句や和歌と、季節の絵が描かれています。江戸の文人たちが開いた百花園らしい趣向ですね。

向島百花園の月見の会で、俳句と絵が描かれた行灯
句と絵が描かれた行灯
夜の向島百花園、小さな灯りが並ぶ飛び石と障子の明かり
小さな灯りが並ぶ飛び石。障子の明かりがやさしい

向島百花園は江戸時代の後期に、骨董商の佐原鞠塢(さはら きくう)が文人たちの協力を得て開いた庭です。大名庭園のような大きな池や築山はありませんが、秋の七草をはじめ、和歌や俳句に詠まれた草花がたくさん植えられています。

夜の向島百花園、行灯に照らされた萩のトンネル
行灯に照らされた萩のトンネル

萩、ススキ、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗。派手さはありませんが、風に揺れる姿に季節の移ろいを感じます、、、

夜の向島百花園、灯りに浮かぶ紫苑(シオン)の花
灯りに浮かぶ紫苑(シオン)
向島百花園のひょうたんの棚と月見の会の人出
ひょうたんの棚。夜は人でにぎわう
夜の向島百花園、灯りに照らされた竹林の小道
灯りに照らされた竹の小道
夜の向島百花園の池と飛び石、水面に映る灯り
池の飛び石。水面に灯りが映る

日本では昔から、秋の夜に月を愛でる習慣があります。ススキを飾り、お団子や里芋、かぼちゃなどの秋の実りをお供えして、収穫に感謝する行事でもあります。灯りの少なかった時代は、夜の月はより神秘的で魅力的だったのでしょう。

向島百花園の月見の会、ススキとかぼちゃなど秋の実りのお供えと雲間の満月
ススキと秋の実りのお供え。雲間から満月

雲の切れ間から月が顔を出すと、あちこちから小さな歓声があがりました。何百年も前の人たちも、きっと同じように月が出るのを待っていたのでしょう。

向島百花園の赤い傘の飾りと木の長椅子
赤い傘の飾りと長椅子。ひと休みして月を待つ
言問橋から見たライトアップされた東京スカイツリーと雲間の月
言問橋の上から。スカイツリーの横に、雲間の月

帰りに、隅田川にかかる言問橋の上から空を見上げると、ライトアップされた東京スカイツリーのすぐ横に、雲に隠れたり顔を出したりするお月さま。江戸の文人が愛した庭でも、いまの東京のシンボルの横でも、月は変わらずそこにあります。

2026年「月見の会」の日程と内容

東京都公園協会の公式ページの情報です。天候などで変わることがあるので、お出かけ前にご確認ください。

  • 日程:2026年9月24日(木)〜26日(土)

  • 開園時間:9時〜21時(入園は20時30分まで)

  • 絵行灯の点灯:毎日17時50分〜21時

  • 箏の演奏:毎日18時〜20時

  • お供え式:9月24日 17時〜17時30分

  • お茶会:9月25日・26日 15時〜20時(1席1,500円、入園料は別)

  • 新内流し:9月25日 14時30分〜・16時30分〜

  • 入園料:一般150円、65歳以上70円

アクセス

東武スカイツリーライン「東向島」駅から徒歩約8分、京成押上線「京成曳舟」駅から徒歩約13分です。都営バス(里22)の「百花園前」からは徒歩2〜3分です。

よくある質問

2026年の向島百花園「月見の会」はいつですか?

2026年9月24日(木)〜26日(土)です。期間中は21時まで開園しています(入園は20時30分まで)。

料金はいくらですか?

通常の入園料だけで入れます(一般150円、65歳以上70円)。お茶会は別に1席1,500円です。

2026年の十五夜はいつですか?

9月25日(金)です。月見の会の2日目にあたります。

何時ごろに行くのがおすすめですか?

17時半ごろがおすすめです。明るさが残るうちに庭を歩いて、17時50分に行灯がともる瞬間を待つと、昼と夜の両方の表情が楽しめます。

海外からの旅行者でも楽しめますか?

はい。入園料だけで入れて、行灯の灯りや箏の音、そして月は、言葉がわからなくても楽しめます。

bikeTKgardensでは、Eバイクで東京の日本庭園をめぐりながら、季節の行事や庭の楽しみ方をご案内しています。秋の日本庭園と紅葉ツアーも受付中です。

ご依頼はウェブサイトのコンタクトかEメールからお問い合わせください。

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